廻廊DASHッ! 突き出しストーリー
― 癸軽本部「空間技術研究室」にて ―

 遂に出来た気がするぞ!そんな気がするぜ!

…? 何がですか? 

 仮想空間「ばーちゃんスペース」

…? なんですかそれ? 

 仮想空間の名前のとおりだ。仮想的な空間を作り出す技術が実現したぞ!

それは凄いですね!ですが…名前はもう少しマシなもの無かったんですか…? 

 コンピューターおばあちゃんとも言うし、「バーチャル」と「ばーちゃん」を掛けただけだぜ!

…は、はぁ…。(偉大なのに残念すぎる…) 

 んまぁ、今回は西鷺さん…。

は…はい? 

 貴方の能力は「0と1を操る能力」…つまり二進数を操る能力でしたよね?

はい!そうです! 

 これも何かの縁。「ばーちゃんスペース」の開発に関わってくれないか?

興味深いですね。良いですよ! 

 じゃぁ、実際に行って正常かどうかを確かめてほしい。

は、はい!? 

 変なバグとか不具合があったら困るでしょう?

確かに、ここまで凄い技術なら不具合の無いようにしたいですね。 

 そこで君の出番だ。探索がてら、能力で修正して欲しいんだ。

いやいやいや、それは無理でしょ…。 

 なんくるないさ〜!
 
 あと、なんかゲームみたいになっちゃったから頑張ってね。


こうして、西鷺ななみの「ばーちゃんスペース」の探索が始まったのであった。



もどる